【訳出】青黒コントロール・インタビュー
土曜出勤が本当に暇すぎて耐えられないのでたまには訳出します。素人仕事でところどころ適当ですが…。

原文
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/twtw/165

Jeremy Neeman’s Blue-Black Control
Standard – Winner, Grand Prix Brisbanen

Main Deck

60 cards

4 Darkslick Shores/闇滑りの岸
4 Drowned Catacomb/水没した地下墓地
2 Ghost Quarter/幽霊街
9 Island/島
2 Nephalia Drownyard/ネファリアの溺墓
6 Swamp/沼
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27 lands

3 Consecrated Sphinx/聖別されたスフィンクス
1 Grave Titan/墓所のタイタン
4 Snapcaster Mage/瞬唱の魔道士
1 Wurmcoil Engine/ワームとぐろエンジン
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9 creatures

1 Black Sun’s Zenith/黒の太陽の頂点
4 Dissipate/雲散霧消
4 Doom Blade/破滅の刃
3 Forbidden Alchemy/禁忌の錬金術
1 Geth’s Verdict/ゲスの評決
4 Mana Leak/マナ漏出
1 Negate/否認
4 Think Twice/熟慮
2 Wring Flesh/肉体のねじ切り
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24 other spells

Sideboard
1 Black Sun’s Zenith/黒の太陽の頂点
1 Negate/否認
2 Nephalia Drownyard/ネファリアの溺墓
1 Nihil Spellbomb/虚無の呪文爆弾
3 Phantasmal Image/幻影の像
3 Ratchet Bomb/漸増爆弾
3 Spellskite/呪文滑り
1 Wring Flesh/肉体のねじ切り
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15 sideboard cards

《四肢切断》が無い件について。《四肢切断》は黒くないデッキでも広く使われているのに、時には黒黒のマナコストを払えるデッキで使われていないというのは驚きです。

黒くないデッキでは除去カードにあまりたくさんの選択肢がないので《四肢切断》がよく使われるのであって、もし“白い”《破滅の刃》があれば《四肢切断》が使われる機会はもっと少ないでしょう。
もっとも、《四肢切断》は効率的な除去スペルなので、しばらくの間このデッキにも1枚か2枚は入っていました。しかし、a)ライフにあまり余裕がない、b)《四肢切断》ではタイタンたちや《聖別されたスフィンクス》を倒せない、という2つの問題があります。
《破滅の刃》は全ての面でこのデッキにとってベターな選択です。近頃は黒いクリーチャーはあまり使われていませんから、《破滅の刃》は殆ど黒単色で撃てる《終始》と言っていい。それに《四肢切断》が1マナという軽さで唱えられるメリットよりも、4点のライフを失うデメリットの方が大きい。もし1マナの除去スペルがほしいなら、《肉体のねじ切り》が良いです。《極楽鳥》《墨蛾の生息地》《ヴィリジアンの密使》《瞬唱の魔道士》、赤1マナクリーチャーたち、そして鋼デッキに入っている大抵の生物たちは《肉体のねじ切り》で倒せる。このねじ切りの存在を考えても、このようなコントロールデッキにとって4点のペイライフを選ぶことはありません。

《ネファリアの溺墓》で勝利した回数は? また、どんなときに2枚の溺墓をサイドインしましたか?

溺墓は面白いスロットで、いつも役に立つとは言えませんが、強いマッチアップでは1枚で勝てるカードです。溺墓で勝ったのは今回のトーナメントでは通して3回だけでしたが、それはコントロールデッキと2回しか当たっていないから。11ラウンドのフィーチャーマッチがその1つで、溺墓の強さを象徴するものでした。相手は青黒コントロールのミラー戦でしたが、向こうはこちらの溺墓の枠に《墨蛾の生息地》が入っていました。どちらのゲームも溺墓でライブラリーアウト(※)。もう1つはソーラーフレアとの試合で、ゲーム1ではライブラリーアウト戦略がハマり、ゲーム2では《外科的摘出》と《幽霊街》でマナベースを攻められて敗北したものの、ゲーム3では相手が《破滅の刃》をサイドアウトしたのを見て《聖別されたスフィンクス》を戻し、向こうが土地事故を起こしているうちに殴り切りました。

※ so both games we sat around and durdled for a while and then I milled him ハッキリと分かりませんがドローゴーとか睨み合いとかしてるうちに溺墓で削りました的な?

コントロール相手だと土地事故は絶対に起こしたくないので、サイド後には29枚の土地がほしい。かといってマナフラッドも好ましくない。29枚の土地たちは何をしてくれるでしょう? あなたを叩きのめす?(※)多くの土地を持つプレイヤーはより多くのスペルをプレイできるし、《マナ漏出》の要求するマナも払えるし、より多く溺墓を起動できるし、大抵は良質なハンドをもたらします(※2)。サイドインする土地は《幽霊街》と溺墓が適当に思われていますが、私は溺墓を2枚の方が好き。ソーラーフレアに対しては、溺墓1枚でライブラリーを削るのは相手の墓地利用を助けてしまう危険性も少しあるので(※3)、2枚の溺墓を展開したい(最近のソーラーフレアは《幽霊街》を積んでいるし)。ひとたび2枚の溺墓が場に出れば、相手がどんなことをしてきても十分に戦えます。溺墓は驚くほど速いクロックになりますので。

溺墓はコントロールを打ち倒せます。あなたがミラーマッチに負けたくないなら、こちらも溺墓を使ってください。

※ Beat you up? 土地が多すぎたらそれが原因で負けると思う? みたいな意味…?
※2 and they almost always have the upper hand マナが多い=ドロースペルが撃てる=ハンドが良くなるってこと?
※3 milling them with just one can be a little risky, putting gas into their bin, especially if they then deal with it 意訳。大体こんな意味ですよね…?


サイドプランについて聞かせてください。どれもコストの安いカードたちですが、わざとそうしているんですか?

わざとというわけじゃないけど、そこに言及するのは面白いですね。前に話した通り、デッキを構築するうえで、基本的にこちらのターンでタップアウトはしない設計なんです。6マナのフィニッシャーを出してゲームに勝てる場合を除いてね。4マナや5マナのソーサリータイミングにしか使えないスペル、《死の支配の呪い》《皮裂き》《真面目な身代わり》のようなものはそんな理由から採用していません。たとえば《幻影の像》はガラクに対して《マナ漏出》を構えながら《最後のトロール、スラーン》を処理できる素晴らしい回答です。私たちは“サイドボードをコストの安いもので埋めよう”とは意識していなかったけど、3ターン目から6ターン目まではマナを立てている必要があったので、自然とそういう構成になりました。もし《不実》のようなカードが存在するか、4マナのインスタントでスラーンやプレインズウォーカーを処理できるカードがあれば、コストが安い・安くないに関わらずそれを使いますよ。

以下は《肉体のねじ切り》に関する補足なので省略。タフネス1が多いからねじ切り強いよね! だって《はらわた撃ち》とか《霊炎》も使われてたし! という内容。


翻訳って難しいですねぇ。突っ込みどころがあれば教えてください。

コメント

nophoto
通りすがり
2011年10月22日18:00

翻訳お疲れ様です。
※2はコントロールミラー(特にメインであまり動かないパーミッションタイプ)では
単にマナスクリューよりマナフラッドの手札の方が圧倒的に優れているという意味かと

みりん
2011年10月22日22:20

おつありです。
なるほど、そういう意味に取ればいいんですねー。

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